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「生きる喜びとは 主役を演じることを意味しない」
福田恒在(現代の劇作家・評論家) 「人間・この劇的なるもの」より
もし、人生を大きな舞台の劇に例えるなら、劇の中でもいろいろな役回りがあるように、自分が主役を演じることだけが喜びとは限らない。とは言っても、やはり一度だけの人生。なるべくいい役を演じてみたいと思うのが一般的であろう。
私の場合、主役を演じるよりも、主役をサポートする役回りが似合っていると思う。どうも表舞台で活躍するのは苦手なのだ。今までの人生を振り返っても、リーダーというよりもリーダーの右腕的な存在である方が多い。いってみれば自分の人生を楽しむというよりも、他人の人生に干渉して一緒に楽しむといった具合か。もしくは舞台でいろんな役回りを演じるよりも、客席で楽しむのに似ている。
まあ、さまざまな役回りを演じるにせよ、客席で見物人になるにせよ、劇自体は波乱万丈で、いかにもドラマチックな人生であった方が面白いのは確かである。